
SCC 2024年11月度 秋葉原大会参戦記
2024年11月23日にスアール秋葉原店で開催された、初心者向け大会、スアールチャレンジカップ(SCC)の参戦記です。
こんにちは、ならむです。
スアールの初心者向け大会、スアールチャレンジカップ(SCC)の2024年11月秋葉原大会に参加してきたので、その感想などを記そうと思います。
結果をご存じの方も多いかと思いますので最初に言いますが、長い長い、ただの負け惜しみです。
前回大会の振り返り

前回大会は池袋に参加して、18名中の準優勝。
その時の参戦記も合わせてお読みいただけると嬉しいです。
そのため、今回は肩をぶん回して優勝を獲りに行こうと考えていました。
今回の大会の特徴
まずは、何と言っても作問が「Q星群」さんだったこと。
自分は、いわゆる「固い問題群」を苦手にしています。
問題傾向の変化というのは大きな影響を与えると考えていました。
また、大会で戦うことになる参加者の動向も気になっていました。
翌日にはシャコンバさんが企画された「雨天決行」という大会が開催されるため、土曜日にある程度参加者が固まることは予想していました。
また、23日の大会後には、スアールで出会った仲間をお誘いして飲み会を企画していたので、お友達もこの日に固まって参加することになります。
スアールでできた大切な仲間
少し話は逸れるのですが、自分はスアール仲間に向けて「あなたと一緒に戦うのは嫌だ、嫌いだ」ということを直接お伝えすることがあります。
なんとひどい言葉だと自分でも思うのですが、もちろん人間的に嫌いというわけではなく、むしろ尊敬している方に向けて申し上げています。
どういう点を尊敬しているかと言うと、「努力していることがわかる」点です。
通常回に参加された場合でも、出題されたクイズのメモをされたりして知識を蓄えている点などは、見ていて眩しく感じることもあります。
自分が取り残されているような感覚があるので「嫌」なのです。
大会までに取り組んだこと
そんな方々を相手に戦うことになります。
最低限でも皆さんに並ぶ努力はしないと、優勝はおろか、A決勝進出すら危ういでしょう。
そこで自分は下記の2点に取り組むことにしました。
- 基本問題(いわゆるベタ問)をしっかり勉強する
- 押し勘を鍛える練習をする
ベタ問については、スアール池袋店にあったBeQurrentというサークルの「ベタ問300」という問題集を使うことにしました。
いわゆる「なぜ山」レベルから押さえ直すことを意識しました。
また、押し勘を鍛えるについては、「とにかくスアールに行く」を実行しました。
大会前の直近1週間は、月曜のぴよぴよ、水曜のカフェ→通常回、金曜のカフェ→通常回と平日だけで5回押す機会を作りました。無職バンザイ。
そんな流れで本番を迎えることになります。
大会当日

今回もいつも通り、会場到着前に日高屋で1杯だけ入れていきました。
また、お店に到着しても「アサヒスーパードライ」をいただきます。
みなさんも、クイズしながら飲む酒が最高だとは思いませんか!
1st ROUND 1○1× (エンドレスチャンス)
前回に引き続き、今回も安全に安全に。
1947年の法改正で、生前贈与による相続税の回避を防止することを目的に設立された「贈与税」をしっかり聞いて正解。
SCC参加者14人中の12位通過のため、如何にこのラウンドでのトビを怖がっているかが分かりますね笑。
2nd ROUND ブロック別2○1休(エンドレスチャンス)
1stで安全運転をするのは理由があって、2ndで必ず抜けるためという考えがあるからです。
そのため、ここは気合を入れて正解をもぎ取りに行きます。
「ゆるキャン△」のスルーは少し後悔もありますが、その後の「デロンギ」「弾性力」の連答で無事に勝ち抜け。
胸をなでおろします。
しかし、自分が抜けたあとに読まれた問題が全くわかりませんでした。
また、このあとAブロックのクイズでは規定問題数での勝ち抜けが1人も出ない波乱があり、この大会の難しさを実感することになります。
3rd ROUND ブロック別2○1休(エンドレスチャンス)
2ndでBブロックとCブロックを勝ち上がった4人による、Aブロックでの戦いになります。
最初から得意の芸能周りで「mihimaruGT」や「ほいけんた」を押し負ける苦しい展開。
なんとか「東京科学大学」で1○をもぎ取ったものの、その後のプレイングを大失敗してしまいました。
存命のビートルズメンバーの問題で誤答して1問休みになるのですが、その休みになった問題が分かるものだった上にスルーに。
(メタルギアソリッドから「段ボール」が答えになる問題)
結局このラウンドは1○しか積めずに終了しました。
4th ROUND ブロック別2○1休(エンドレスチャンス)
ここから限定問題数が人数×3に変更されました。
これで勝ち抜けのチャンスが広がるか……と思い挑みます。
しかし、ここでも「ワーキング・プア」、「過冷却」などで押し負け。
答えた問題は「東京ヤクルトスワローズ」の問題だけでしたが、これも展開に助けられたものでラッキーの1点。
予選の後半は、歯車が噛み合わないまま進行していきます。
EXTRA ROUND ブロック別1○1休(エンドレスチャンス)
この段階でBブロックの真ん中らへん。
A決勝で戦うには少しポイントが足りないと感じていました。
問題の難易度から、無得点での順位変動も考えられたため、とにかく早い段階での抜けを意識しました。
ここでは「初星学園」の前フリから「学園アイドルマスター」を答えて1抜け。
メンバー名等を聞かれる問題じゃなくてよかったと安心しました。
しかし、その後に行われたAブロックでは、参加者4名に対し4問で全員勝ち抜けという横綱相撲を見せつけられ、A決勝には届かず、またしてもB決勝スタートとなります。
予選を終えて
今回の問題群は、個人的に「固くて重い」という印象がありました。
学問系は文理問わず幅広く出題され、芸能、生活もジャンルとしては満遍なく出ていることは分かるのですが、普段の大会よりももう一つ深いところを問われているという感覚がありました。
例えば、私が好きなディズニーリゾート関連の問題として、先月は「ロリータデスバトル」こと「ロストリバーデルタ」の問題が出ていたことを覚えていらっしゃる方も多いかも知れません。
「ロストリバーデルタ」は東京ディズニーシーのある「テーマポート」の一つ、平たく言えばパーク内エリア名になります。
しかし、今月はテーマポートである「ファンタジースプリングス」のさらにその中にある世界「フローズンキングダム」が答えになるものが出題されました。
自分が回答席に着いていないときの問題だったのですが、自分があの場にいたら「アレンデール城」などと答えて不正解だっただろうと想像しています。
自分の得意ジャンルでこの有り様です。
今回は、「取れる問題を確実に取る」ことが勝利へのカギになるだろうと考えました。
B決勝
予選は5位となり、毎度おなじみB決勝からの参戦です。
隣には、最初に申し上げた「一緒に戦うのが嫌な方」のうちの一人が立ちます。
時間が少し押していたこともあり、7○を積む人が現れればその人が勝ち抜け、指定された時間が過ぎた段階で決着がついていなければ、その時点での成績で判定となることが告げられました。
あまり覚えていないのですが、「オードリーのオールナイトニッポン」「不完全変態」「三人称単数現在形」などの正解を積み重ね、5○1×と逃げの体制に入ります。
しかし、ここで自分の体に異変を感じました。
脚が震えるのです。
ここから、どんどん問題に集中できなくなっていくのが分かり、焦りがありました。
不安を感じている自分を尻目に、隣の方が追い上げて5○に並ばれます。
その方は既に2×を背負っているので、その段階では自分のほうが一歩有利なのは分かっていましたが、ここから恐怖に頭が支配されることになります。
自分はもう答えられなくてもいい、隣の人が正解を出す前に、時間だけが早く過ぎてほしい。
消極的な自分は、何度も何度も腕時計を確認し、QMの問題打ち止めを待っていました。
そんな情けない考えでしたが、なんとかそのまま戦況が動かず時間で終了となり、誤答数の差でA決勝に進めることになりました。
あの場での大げさなガッツポーズは、その後のA決勝に向けて、自分をなんとか鼓舞するためのものだったんだろうと思います。
A決勝
またこの場に帰ってきました。
今度こそはなんとしても優勝を掴み取る、その思いしかありませんでした。
しかし、薄氷のB決勝を戦ってきた疲労感とも向き合わなければならず、勢いで駆け抜けるほかない状況でした。
そのため序盤はかなり集中をしていたと思います。
「夏井いつきさん」とかはA決勝の正解だったかな。
しかし、ここで今大会最大のミスを犯します。
ポケふた(ポケモンのマンホール)が最初に設置された場所を問う問題で、なぜか前フリで指が動いてしまい「静岡県」と誤答をしてしまいました。
問題の後半まで聞けば、「イーブイ」「鹿児島県」あたりから「指宿市」は十分類推できただろうに、分からない問題を分からないポイントで押してしまい、しょうもないところで×を使ってしまいました。
初心者なりに自分のクイズスタイルを挙げるなら、「指の遅さをきれいなクイズでカバーする」をモットーに頑張ってきたつもりですが、このA決勝では追いかけ直す展開から2×を使ってしまい、雁字搦めになってしまいました。
その後、直前のスアール通いで出会った「開口一番」の問題をなんとか引き寄せて5○2×まで到達したものの、優勝者の方は7○0×の自分の理想とするクイズで、颯爽と駆け抜けていってしまいました。
自分は結局2ヶ月連続3回目の準優勝となりました。

敗戦の弁
結果としては準優勝でしたが、6○まで積んだ方が3×で飛んでいることを考えると、実際は3位でもおかしくありませんでした。
また、「トイ・ストーリー」の主人公ウッディの日本語版声優を問う問題では、今回優勝された方の、いわゆる「大きな独り言」に助けられた場面もありました。
そのため今回については、準優勝だったから惜しかったねというよりは、完全に力負けをした印象です。
何より、優勝された方はずっと楽しそうにクイズをされていたことが羨ましく、それができなかった自分に腹が立つ思いもあります。
自分の実力が足りなかった。それを素直に認めるしかない敗戦でした。
SBC/SCC打ち上げ
本筋の内容ではないので端折りますが、ご参加いただいた方はありがとうございました!酒飲みすぎて覚えてないだけではないぞ!ないからな!
まだ飲みに行ったことない方とも、飲みに行ってみたいと思っています。
自分でも企画頑張りますが、お誘いいただけると本当に嬉しいです!お待ちしています!
本当の感情は遅れてやってくる
18時から飲みはじめて、結局終電まで楽しませていただきました。
おかげさまで、2次会でお会計したのも、駅までどうやってたどり着いたのかも覚えていないほどには泥酔していました。
ただし、ここで自分の脳にこびりついて取れない出来事が発生します。
駅について自分の家の方向に向かって歩き出すと、涙が止まらないのです。
Xでは泣いてないことにしようとしたみたいですが、残念ながら嗚咽混じりで泣いてました。
ごめんなさい、泣いてないです。アラフォーの涙なんて誰も求めてないです。
— ならむ (@sho_naram) November 23, 2024
35のおっさんが道端で声出して泣いてます。これは恐怖です。
皆様におかれましては、くれぐれもお酒で失敗することのないよう、反面教師にしていただければ浮かばれます笑。
大人の本気
涙の原因は、趣味である早押しクイズで負けたから、です。情けないったらありゃしません。
でも、大人になってからそれだけ本気で向き合える趣味に出会えたことは、同時に幸せなんだろうとも思います。
雑なまとめにはなりますが、みんなでやるクイズが楽しくて仕方ないので、これからも遊んでやっていただけると嬉しいです。
ただ、次は負けませんよ!