
SCC 2024年12月度 秋葉原大会参戦記
2024年12月21日にスアール秋葉原店で開催された、初心者向け大会、スアールチャレンジカップ(SCC)の参戦記です。
こんにちは、ならむです。
スアールの初心者向け大会、スアールチャレンジカップ(SCC)の2024年12月秋葉原大会に参加してきたので、その感想などを記そうと思います。
SMC参加者随一のお気持ち語りマンとして、スラッシュ等の振り返りはあんまり行わず、当時の心境たっぷりでお届けします。
前回大会の振り返り

前回大会は、思い出すのも嫌な準優勝。
思い返せば、これまで7月から毎月参加しており、過去5回のうち3回準優勝。
ありがたいことに、「それだけハイアベレージを維持できるのはすごい」と言っていただけることも増えました。
ただ、ことSCCに関して言えば、SCCを胸を張って卒業できるのは優勝者ただ1人のみ。
言ってしまえば、準優勝も最下位も一緒。そう思ってきました。
今度こそ優勝を!もう2位以下はいらない!
毎度のことなのはそうですが、今回もその気持ちで大会に挑んでいます。
環境の変化
完全に私事なのですが、10月から続いていた無職生活が一段落し、今月中旬より社会復帰しました。
業務内容も前職と大差ないですし、ほぼリモートワークなのも変わりません。
ただ、定時が少し遅いこともあり、平日にクイズしに出かけると言ったことは間違いなく難しくなりました。
今までよりクイズに向き合う時間は減ります。
10月、11月と結構頑張ってきたつもりでの準優勝だったので、丸腰で戦場に立つような気もしていました。
そんな中、今月から始めた新しい取り組みは、「作問」です。
周りのお仲間からは「作問した問題が出ることがあった」と聞いていました。
とはいっても、結局できた問題は25問。
その中には自分の得意な陸上競技問題が多く含まれていることを考えると、新規習得知識は半分以下と言ってもいいでしょう。
果たしてそんな作問に意味はあったのか。自分の準備は足りていたのか。
そんな不安を抱えつつで本番を迎えることになります。
当日朝の衝撃
ということで、午後空いたからSCC行きます。10月以来の当日緊急参戦です。
— 黒おにぎりa.k.a.おにぎりマン (@9602giriMan) December 21, 2024
今日こそ、対戦成績でだいぶ負け越しているクイズ仲間より上で終わりたいもので。
ご一緒する皆様、お手柔らかにとは言いませんので、全力で楽しみましょう!
来ないって言ったじゃんか!!
なんと、SCCクラス最大級の難敵が当日参戦発表です。
これまでに幾度となく同じテーブルでクイズをやってきた仲間であり、一番のライバルと言っても過言ではありません。
(これはnoteを拝読した後だから言うけど、向こうもライバルだと思っててくれてたみたいでよっしゃ!の気持ち)
直前、金曜夜の押し合い勝負でも後塵を拝しており、不安はより一層大きくなっていきます。
い つ も の
大会前には酒です。
これがあるのとないのとでは全然違うんです、いやマジで。

今回は家出る時刻をミスってしまい、遅刻進行になってしまったため移動中の電車内で一本。
肩に力が入りすぎるのを防いでくれる、ある意味お守りみたいなもんだと思ってもらえれば。
1st ROUND 1○1× (エンドレスチャンス)
10〜11月は安全運転のためにC帯まで待ってからのスタートでした。
ただ、今回はA決勝にストレートインしたい思いもあり、少し予選からギアを上げることにしました。
とは言っても、結果的には8抜けで2pt、B帯からのスタートとなります。
余談ですが、自分が答えた「虎落笛(もがりぶえ)」は、俳句で言うところの冬の季語になります。
好きなもの100の記事でも述べたように、自分は「プレバト!!」の俳句コーナーが好きです。
そのおかげか、漢字を聞いたときにすっと読みが降りてきてくれました。ありがとう、夏井先生。
虎落(もがり)とは、戦の時に竹を組み立てて作る柵のことで、そこに冬の強い風が当たることで鳴る音が虎落笛。
戦いの背景を持つ季語ということでここで一句。
予選から予想難し虎落笛 |
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お後がよろしいようで(??)
2nd ROUND ブロック別2○1休(エンドレスチャンス)
Bブロックスタートとなった2ndラウンド。
読む問題を多くするために、予選の後半は勝ち抜けに必要な○の数が増えていくことになりました。
本当はさっさと抜けてA帯に合流したかったものの、なかなかうまくいきません。
それでもなんとか、2問を正解でき3抜け。
次もB帯でやることになりました。
ちなみに、ここでの正解は「平行棒」と「てっちり」。
体操の技名になっている選手名の羅列は、ちゃんと「モリスエ」まで聞けました。
3rd ROUND ブロック別3○1休(エンドレスチャンス)
3rdもBブロックからスタート。
このブロックは抜けに3○必要なことを考えると、1×のリスクは相対的に小さくなっていきます。
ここでは1抜けを獲得。
大きい大きい7ptを積み上げます。
「RB」の正解は、前フリが何の話をしているのかが全く判別できなかったものの、「大宮アルディージャ」で急に自分の知る時事に急カーブ。
音楽は普段Apple Musicのプレイリストに任せているので、タイトル見ずに聞くことが多いのですが、「NEW LOOK」は必死に頭の中で歌詞を早送りして、なんとか絞り出しに成功しました。
「塩素」は「知らんけどクロロって言ってるしClの塩素か?」くらいの押しで2着が回ってきてなんとか確保。お前ハロゲン元素だったのか。
4th ROUND ブロック別4○1休(エンドレスチャンス)
ついにAブロック。
ただし、依然B帯とは得点差がそれほどなく、ここで抜けられなければBスタートもあり得る状況でした。
ここではまずライバルが見せつけてきます。
「停滞前線」「クランクアップ」は自分も指は動いていたものの間に合わず。
電光石火で4○を積み抜けられてしまいます。
ただそれでも地道に積み上げを行い、2番手で抜けることができ20pt到達。
ちなみに正解は「テクニカルエリア」「ベビーフェイス」「カットモデル」「壁」の4問。
特に前3問はスアールに通う中で身につけた知識なので、実践で得るものも大きいなと感じた時間でした。
今回はEXTRAが時間の都合で省かれたため、初めてのA決勝ストレートインを果たせました!
予選を終えて
初めてのA決勝ストレートイン、しかも2位通過ということで、今までと比べれば超上出来。
B決勝を戦わなくて良い時点で、体と頭を休ませることができます。
しかし、ポールポジションに居座るライバルとは3ポイントも水をあけられています。
点差もそうですが、予選の出来を見てても「ちょっと今日は厳しいかな」という気持ちがありました。
それでも、自分も優勝を諦めるつもりはありませんし、自分の優勝を願ってくれている仲間もいます。
最初から負ける気持ちで行くのは相手にとっても失礼だろうし、全力でかかることを再認識して舞台に臨みます。

A決勝の舞台
もうね、嫌なんです。
何度も何度も立たなきゃいけないこの舞台が。
いや、自分で望んで立っているんだけどさ。
こんな思いをするくらいなら、やめればいいじゃんとも思うんだけどさ。
それでもこのために頑張ってきたし、どうしてもこの場を楽しめない自分が嫌になる。
そんな矛盾だらけのA決勝。また戻ってきちゃいました。
左隣にはライバルの姿。否応なく意識します。
俺の優勝で決着をつけてやる。口には出しませんが、そう思っていました。
A決勝 7○3×(エンドレスチャンス)
スタート直後は「犬吠埼」を押し負けたり、なかなかエンジンが掛かってくれる気配がありませんでした。
しかし、「バルサン」で1○をようやくつけてA決勝初日。
続く問題は『城の崎にて』の作品名を問う問題。
「志賀直哉は『城の崎にて』か『暗夜行路』しか知らんけど、湯治がどうのって言ってるし城崎温泉って聞いたことあるし、いけんちゃうか?」くらいの確度で押して正解。
更に「??という犬のキャラクターがいる、東京都に本社を持つ100円ショップは?」みたいな問題で、「ダイソーは広島だし、セリアもなんか違う気がするんだよなー」くらいの確度で「キャンドゥ」を正解。
今考えれば、「今やっているのはエンチャの7○3×なんだよ?」と突っ込みたくなるギャンブル押しですが、ここで正解を続けざまに出せたことが、次の判断を歪ませます。
ここで今日の大きなミス。
囲碁の先手後手を決める「ニギリ」を問う問題で「アタリ」と回答して不正解。
囲碁お詳しい方に取ってみたら信じがたい誤答でしょうし、なんでここで押したのかも今になってはわかりません。
ただ、流れに甘んじてゆるい自信でボタンを点け、ゆるい回答をして×を使ってしまいました。
一旦気を引き締め、「新浜レオン」さんを正解し折り返し。
周りの得点状況はどんなだったかな?
そんなことも覚えてないくらいには、周りが見えていませんでした。
先ほどは大きなミスをしましたが、ここで今日一番の押し。
「松任谷由実の『真夏の夜の夢』の冒頭で/」で、「テキーラ」を正解。
初めて人前で歌を歌った、大事な大事な楽曲です。ありがとう、4歳の俺(?)。
更に「マジンガーZ」を押し勝ち、ここで6○到達。
過去3回の準優勝はいずれも5○敗退だったため、A決勝で6○を積んだのはこれが初めて。
あと1問。
あと1問。
……あと1問って本当?
ここでまた考えが歪んでいきます。
「シングル『圧倒的第六感』は日向坂46ですが、アルバム『瞬間的シックスセンス』は誰でしょう?(意訳)」という問題でボタンを点けます。
「知らねー!知らねーよ!」と思いながらも、どことなく『無罪モラトリアム』みを感じて、「椎名林檎」と回答し誤答。(正答は「あいみょん」)
でも、この誤答の使い方は間違ってなかったかな。
仕方ないので次の問題に意識を向けます。
そして来た運命の問題。
「ドラマ『コード・ブルー』の主人公の/うち」
なんでボタンを押したのかは、分からないです。
気がついたら指が動いてました。
ボタンは2着で点いています。
でも、ボタンが点いたあと、自分の想定していないワードが聞こえて来たような気がしました。
俺が知っている「コード・ブルー」って何人も主人公がいるドラマじゃない。
じゃあこの溢れてきたワードは何だ?「新垣結衣」さんとか「戸田恵梨香」さんに流れるのか?
彼女たちの役名までは覚えてないぞ……!
何もわからん!お願いだ!1着の人正解出してくれ……!
その願いも届かず、無回答で自分のところへ回ってきてしまいました。
結局「山下智久」さんを選択して誤答に。
この時点で、6○まで一番乗りできていたにも関わらず、3×を叩いてしまい失格に。
ここで、自分の2024年 SCCが終わりました。
A決勝はもうちっとだけ続くんじゃ
上記の問題は結局「晴耕雨読」が答えになる問題だったと思っています。
が、その後のことはちょっとごめんなさい、覚えてないんです。
座席に戻り、A決勝の行く末を眺めていましたが、今自分の目の前で何が起きているのかは、正直わかっていませんでした。
ふと気づくと、限定問題数40問が終わり、ずっと意識していたライバルが優勝していたことを知ります。

失格の瞬間
時間軸が少し前後しますが、ここで失格の瞬間に何を思ったかを記しておきます。
先月の記事にも少し書いたのですが、スアールに通うようになって、自分にも知り合いが増えていきました。
ありがたいことに、自分を受け入れてくれる方々に出会うことができて、本当に幸せもんです。
失格した瞬間浮かんだのは、そのお知り合いの顔です。
先月の準優勝で大荒れしたときも、皆さんから優しい声をかけていただきました。
「絶対に来月は優勝してくださいね」なんて声は、とてもありがたかったし、頑張る励みになりました。
実際、声をかけていただいていた方たちの中には、その瞬間を目の前で見ていた方たちもいました。
ただ、自分はあの瞬間以降、その方たちの顔を見ることができませんでした。
自分は期待に答えられなかったんだ。自分の判断ミスで期待を裏切ったんだ。
そんな自責の念ばかりが頭をぐるぐる回りました。
しかし、あれから2日以上経ってようやく気持ちに整理がつきました。
声をかけてくれた全ての方に、感謝をお伝えさせてください。
いつも、本当にありがとうございます。
また、負けちまいました!来年も頑張ります!
お前はどう戦うか
今回の敗因を一つ挙げるとしたら、「決勝を戦うための判断力を欠いていた」だと認識しています。
自分が何を分かっていて、何を分かっていないのか。
あの舞台でどう振る舞うべきなのか。
今回は全てに対してゆるかった。それに尽きると思います。
来月は気を引き締めて戦うことを肝に銘じることにします。
今回の収穫
凹んでばっかりもアレなので、最後は嬉しかったお話。
お気持ち大洪水の後で恐縮ですが、今回私が取り組んだこと、皆さん覚えていらっしゃるでしょうか?
そんな中、今月から始めた新しい取り組みは、「作問」です。
(中略)果たしてそんな作問に意味はあったのか。
なんと、ありました!あったんです!
A決勝で4つ目の正答になった「新浜レオン」さん、前フリは違うけど作問してました!
作問は生きる。ここに証明しておきます!
もし、ならむ問題が気になる方がいれば、こっそりお声がけください。
少ないですが休憩時間とかに読んだりするかも笑。
今回の収穫2
終了後、信じられないくらい落ち込んだ私は一人で鳥貴族に駆け込みました。
なんと、その様子をXでキャッチしたSCC参加者の方にお声がけいただき、2次会をブチ上げてきました!
私は、延々と自分語りはするのですが、「これを言うと角が立つな」みたいなことは抱え込んでしまうタイプです。
ただ、参加させていただいた飲み会は、よく言えば言いたいことを受け入れてくれる場、悪く言えば少し治安が悪い場でした笑。
メンタルがだいぶ削れていたので、本当にありがたい時間を過ごさせていただいたと思っております。
私信で恐縮ですが、あの飲み会に救われました。ありがとうございました!